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ママンよりあなたへ…


by fuku_mama
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<   2009年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

父に感謝と祈りを


先日、父より電話があった。

ガンで気道確保が難しくなり
声帯を含む咽頭部分を切除するらしい。
以後、呼吸は喉の付け根につけた穴から
直で肺にいき、食べ物は小腸の一部を移植して
胃に通す。

今までの声は出せなくなり
口や鼻での息はできなくなる。

76歳でこれを克服できるのか?
おぼっちゃまの父なので、ちょっとあやうい感じがする。
男の人というものは、女の人とちがって精神がデリケートで
いくじがないものだ。
特に父はそういうところがあると思う。

なんで咽頭ガンになったのか?
たぶん、いいたい事をいえないというストレスが、たまっていたからだと思う。
実家は、ともすると父をぬかしての男性蔑視の傾向が強く女のたまり場と
なっていた。嫁に行った娘が娘を連れてしょっちゅう愚痴をまきにきつつ
「もっと堂々とセックスについて語ろう、夫婦愛はセックスから!!」
と、女の色気をこれでもかと表にする事に生き方を表現する、アメリカ帰りの妹。
周りは女だらけ。父はいつも書斎にひとりこもっていた。
息子である弟でさえ、この女パワーには近付きがたいきがしているのか
あまり訪ねる様子もない。

父は孤独だったと思う。

だれもいないときでないと本音がいえない状況に
誰も気がついてあげられなかったのが残念だか、これも彼が選んだ
道の延長なのでしかながない。
あそこでは、そうでしか生きられない。
私はぬけだせて良かった。

そう。あそこでは私たちのようなタイプは、病気になってしまう。
恐ろしい空間だった。
ちょっと卵巣がかたっぽなくなって子宮がだめになるくらいでよかった。
ガンの赤ちゃんなんて悪さする前にひまし油湿布とびわの葉エキスで
早めに溶かしてしまえばいい。
本当にぬけだせてほんとうによかった。

父には病院がわかったらはがきを出そう。
北海道のおばちゃんにきけばいい。

あの家には金輪際近付きたくない。

ただ、父の手術の成功と痛みの軽減と
そして、突貫工事でつくったような、息をするにも痛い肺と
つばを飲み込むのも激痛の走る口で生きていく事に
どうかくじけずにいられることを。
それはあまりに高いハードルだけれど、
どうか最後までどうどうと戦われる事を
祈っていこうと思う。

76歳・・・・たぶん最後の戦いだ。



ママンの父への手紙の追伸
「ひょっとして、この次にあうのはむこうの世界かもしれないけど
 そのときは、どうどうと胸はってあえるようにお互いにがんばろう」

ママンは、この人がいないと生まれてこなかった。
ママンは、今とても幸せでこころが豊かだ。
あたたかい友人 あたたかいふんどしばーちゃん
あたたかい家族。
あたたかいにゃんこたち
心から生まれてきてよかったと思う。
父よこんなすばらしい命をくれて 
ありがとう。
ありがとう。
by fuku_mama | 2009-03-10 14:42 | ママン日記

今日の風はいい

空の青
快晴にして視界良好
風強し

好きな事と得意な事はちがう

得意な事は、先天的な能力や今までの経験から培われたものだが

好きな事は、下手でも 何度失敗しても 好き。

魂のふるえるところがある

時間を忘れてしまう

今日の風は いつまでもあたっていたい風だ


どうせ生まれてきたのだから
風はこのくらい強い方がいい

次の風は しなやかにかわそうか
それともガチでいこうか
逆に包み込んでしまおうか
いっそふかれてしまおうか

どれもいい

どれも人生の糧となる。

自分の心にそって まっすぐでさえあれば

物語はいろいろあっていい
波瀾万丈 上等だ


日本人として
女として
母として

人として

せいいっぱいやっていきたい

そんな事を思わせる三月の風


今日の風はいい
by fuku_mama | 2009-03-02 14:47 | ママン日記

過去の私へ


http://www.nicovideo.jp/watch/sm2136307

『たとえば』(作詞:小田和正・さだまさし共同)

話したいことが幾つもある あの頃の僕に会えたら
たとえば 迷いながら選んだ道の 辿り着く場所について
伝えたいことは他にもある あの頃の僕に会えたら
たとえば 信じていたことの正しさと その過ちについて
それから不安を胸に映し 怯えたあの夜の闇も
たとえば ありもしない夢に紛れて逃げたことも

あの頃の僕に告げたいのは
ひたすら そこから ひたすら 歩き続けること
あの頃の歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

尋ねたいことが幾つもある 未来の僕に会えたら
たとえば 傷ついたり愛された この命の重さや
尋ねたいことは他にもある 精一杯生きたかどうか
たとえば 奇跡的にめぐり会えた 愛しい人のことを

ここからの僕に言えることも
ひたすら このまま ひたすら 歩き続けること
今のままの歩幅でいいから
ひたすら ただ ひたすら 生きてゆくこと

ひとつだけ言えることは 全ては今日のために
たいせつなことはひとつだけ 全ては今日のために

話したいことが幾つもある あの頃の僕に会えたら
話したいことが幾つもある 未来の僕に会えたら
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by fuku_mama | 2009-03-01 18:27 | ママン日記
3月になりました。
先月は、実家にさよならした。

当時は三歳でなにもわからなかった母の死。
母の死の数ヶ月前に、私の弟の死産があったため
父は悲しみに暮れた。

父方の祖母から託された1冊のアルバムには、母との結婚の喜びと
何度目かの流産の後の私の誕生。
そして成長の喜びと、もう一人への希望。
やがて来る長男の死産と妻の死までの事柄が
写真や、はがきなどでちりばめられていた。
アルバムの最後のページは 母が振り向いている写真だった。

私はこれを小学生のときに祖母より渡されて
これから父の愛情の深さを信じていた。
そして、とんなことがあっても父に迷惑をかけない。
父が幸せならばそれでいい。父の元にいられるならば…と
がんばってきた。

途中、いろんなことがあった。
正直、父に対して過大評価しすぎていたあたりは痛かったが
なんとか立ち直れた。
これも父の元での修行のおかげだ。
どんなに苦しい状況でも、がんばれちゃう底力。
決してくじけない心の強さは、ここで培われたものだ。

あそこにつながれていたあの頃に比べたら天国。
あそことくらべたら、こんなことなんてことないっす。

「あそこ」が実家だった。

わたしは今、とてもしあわせだ。
あそこ以外のところにいる限り、どこでも幸せでいられる。
そのあそこと、今生でのさよならができて本当によかったと思う。

そして今の幸せは、あそこを乗り越えてきたから感じられるものだから
それはとっても感謝している。
辛い事も 悔しい事も 悲しい事も 
今の幸せにつながっていたのならば
もういいのだ。

実家よ 感謝をこめてありがとう!
by fuku_mama | 2009-03-01 09:48 | ママン日記