ママンよりあなたへ…


by fuku_mama
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木内鶴彦さんのお話 10

続きです。
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彗星から地球を守る
 
その年の12月に、この彗星から地球を守るための国際会議ってのを開いて貰ったんです。それは第一回将来世代フォ-ラム国際会議、京都の国際会議場で開きました。これは優秀な先生方、学者とかそういうのが集まってやる、世界中の学者達が、全部で64カ国の学者が集まって、この地球を守るための話し合いをするということなんですね。で、そこに私も日本の代表で出て行くということになったんです。
だけど、出る前の約一週間前に、一週間缶詰になっていろんな学部の先生方から質疑応答があるんです。こいつを本当に出して良いかという試験があるんですね。それをクリア-しないと出れないんですが、なんせ天文学界の中では初めてだというんで、例えば東大の渡部潤一君とかいろんな先生達が代わりばんこに夜来てこっそりいろいろ教えてくれるんですね。その通り答えて。みんな暗チョコ。その通り答えていったらしっかり合格しまして、無事会議に出ることになりました。で、一週間また一回家に帰って、また一週間後に来て国際会議に参加したんです。
 
そこではこの地球を守るための話し合いをズ-ッとしていったんですが、特にここで、これはもうそれぞれ国境とか人種を超えて地球を守らなければいけないと、そのために何が必要かったら一番爆発力の強いものを使おうと人工的なものでしかし地球に要らないものを使おう、何か、核ミサイル。でこれどうやって出し合おうか、東西冷戦構造崩れたと言ってもそれでも未だみんなあるわけですよ。そうすると、そのバランスが崩れて、いや俺のもんだみたいになるから、その出し合いってのが難しいって話をした。
だけど、中には未だ戦争をしてる国の人がいたりするわけですよ。戦争をしてる国の人達から言わせれば、そんな地球を守らなくて良いと言いながらね、いろいろ言ってるんですよ。その前にね、あなた方、戦争を一回私に預けてくれ、そんなに戦争をしたいなら一回預けてくれ、地球が守れたらもう一回戦争をしたら良いじゃないかと言ったんですよね。
そうしたら、みんな、冷めてきましてね。だんだんだんだん地球を守る方向に話が来て、そうして結局その話で纏まったのは、アメリカで今宇宙に16カ国で基地を作っています、宇宙ステ-ション。あれは実はそこの話から決まったことなんですよ。これはクリントンさんが全部動いてくれた。そして、地球防衛宇宙構想ということで今それを動かしている。そして、ネットワ-ク構想といって私も参加して地球にぶつかるかもしれない天体を把握するという作業をしています。これは決まったんです。
 
ところが、そういう話って一週間やるんですが、その話の中の途中、中日の頃に丁度休憩時間に私が外へ出てお茶を飲んでる時に、或る先生が近付いて来たんです。この先生、植物学者なんです。ヨ-ロッパでも権威のある植物学者が近付いて来て、何と言ったかというと、木内さん、木内くんの言う事わかるんだよ、今回の会議良くわかるんだけど、そこまで地球もたんぞって言うんですね。
この先生何寝惚けたこと言ってんのかなと思ってね。ああ、そうですか? なんでもたないんですか?って言ったら、君は覚えてるだろう、今、原子力発電所ってのができて、夜、電気を、原子力発電所ってのは四六時中動かしてなければいけないから、夜も電気を付けなきゃならない、そのために、夜、空が明るくなっちゃって結果として植物が皆ストレスを生じてると、このままの計算でいくと、今から約17年から20年ぐらいの間に木がいっぺんにその3年間で枯れるであろう、そうすると20年後には標高0m地帯の酸素の量が二酸化炭素が増えることによって酸素が上に行ってしまうと。酸素の方が軽いですから、上に行ってしまう、そうすると、その地域がみんな酸欠状態になってしまう、でみんな窒息死するんだと。
これどこの企業や国に言っても誰も納得してくれない。それどころかもっと作ってると。だから、こんな世界情勢の中で地球を守ることなんて無理だと言われたんです。冷たい言い方ね。この会議には権威のある先生達が集まるんですね。だいたい70代の先生が一番多かったですね。権威のある先生ですから。で、その権威のある先生達が言っても聞いてくれなかったんです。
で、20年後というと、先生達はね、だから言っても私達はさんざん言っても駄目だったから諦めなさいって言われた。諦め切れない。先生達は早いです。70歳ですから、当時は、20年経てば殆どいないんじゃないのと思うんですけど、私はいますよね、40だったんですから。
冗談じゃない。ところが傍聴してた人達はさっき言ったアジアの留学生の人達もいれば現在の大学院生もみんないるわけです、知的な人達が。全部で800人ぐらいが傍聴してるわけですよ。その中の代表みたいなものですから。私が一番若造ですからね、70代の中では。そこで喧嘩してるわけですから。冗談じゃないって話になって。大喧嘩し始めて。そのことも含めてこれから話し合っていきましょうっていう話をいろいろしたんですよ。
 
by fuku_mama | 2009-12-27 17:10 | ママン日記